前回の記事はこちらです。まだ読まれていない方はまず前回の記事から読んでいただけると嬉しいです。
まさかの膝の故障の悪化
仕事にはやりがいを感じ、仕事の合間にはテニスのシングルスの試合に出場。
ビギナーながら優勝することもあり、
「今が人生で一番輝いている!」――そう思える日々を過ごしていました。
区の大会に出ると決めてからは、誰にも頼らず、
ひたすら一人でサーブ練習を繰り返す日々。
自分の試合をスマホで撮影しては何度も見返し、
「どこを直せばもっと良くなるのか」と悩み、考え続けました。

少しでも気持ちを整えたくて、メンタルトレーニングの教材も自分で探して購入。
忙しい仕事の合間を縫いながら、「今できることはすべてやろう」と、
精一杯向き合っていたのです。

けれどある日、テニスのレッスン中に転倒。
そのときから左膝に違和感を覚えるようになり、徐々に悪化。
ついには、まともに歩くことすらつらくなってしまいました。
もともと少し不安のあった膝――
とうとう限界を迎え、仕事もテニスも、しばらくお休みすることに。
“やりがい”と“生きがい”、その両方を一度に失った私は、
しばらく立ち直れないほど落ち込んでいました。
そんなとき、ふと3ヶ月前の出来事を思い出したのです。
動画編集との偶然の出会い
膝を痛める3ヶ月ほど前、音楽仲間の演奏会がありました。
「ちょっと撮ってみようかな」――軽い気持ちでカメラを持ち込み、初めて動画編集に挑戦。
これが思いのほか楽しくて、編集作業にも自然と熱が入りました。
構成を考えたり、音楽を合わせたり、
工夫を凝らして映像を仕上げる作業に夢中になっていたのです。
完成した動画を観た仲間たちからは、「すごくいいね!」「感動したよ」と、
思いがけない言葉の数々。
そのとき、心のどこかで小さな灯がともったような気がしました。
――でもその頃はまだ、それが“次のステージ”につながるなんて、思ってもいませんでした。
ワンズとYouTubeの始まり
膝の療養中、YouTubeで犬と車中泊をしながら旅をしている人の動画を見て、
「いいなぁ、うちの車じゃ車中泊なんて無理だけど、やってみたいなぁ」
と、ぼんやりと憧れていました。
試合には出られませんでしたが、車の運転ならできる!
「だったら、うちのトイプードル2匹とドライブに行ってみようかな」――
そんな気まぐれな思いつきから、
愛犬たちとの慣れないドタバタな車中泊ドライブを動画に撮り、YouTubeに投稿してみたのです。
すると、予想をはるかに超える視聴回数に!
「こんな私の体験でも、誰かの楽しみになれるんだ」
その喜びが、少しずつ自信へと変わり、私の中で何かが動き始めました。
それからは、ひとりドライブやひとり旅の様子も動画にし、
YouTubeでの発信が、いつのまにか私の日常の一部になっていったのです。
転んでしまった先に待っていたのは、思いがけない“新しい楽しみ”と、
そして私自身の「表現のかたち」でした。
次回は・・・
いよいよ、悩み抜いた末に決断した退職、
そして、新たな旅立ちについてお話しします。
コメント