【昭和のお盆】奥会津で過ごした幼き日の記憶と今のわが家のお盆

日記

こんにちは、アラカンぼっちトラベラーのヴィオラです。
今年もお盆シーズンがやってきました。
我が家では、鉄道好きの長男が帰省して数日滞在中。
鉄道談義で盛り上がる私と長男をよそに、
話に入れない夫はトイプードルのマリオとふて寝しています(笑)。

私が小学生だった頃、
お盆といえば母の実家がある
福島県奥会津・柳津町の祖父母宅へ行くのが恒例でした。

到着すると、夕暮れ時に祖母が団子や供物を準備し、
提灯に火を灯してお墓参りへ。
山深い田舎なので、昼間でも数人で行かないと少し怖いほど。
お墓までの道には、
東京なら1本千円はしそうな立派な山百合が野花のように咲いており、
鎌で必要な分だけ刈ってお供えしました。
お参り後は、そのお団子やお供物を食べながら帰るのが習慣でした。

東京に嫁いで初めて知ったのは、
東京では7月がお盆ということ。
地方によって習慣が大きく違うことに驚きました。

祖父母宅では、この時期にしか会えない同世代の親戚が集まり、
夜更けまで騒いだのも楽しい思い出です。

しかし数年前、ひとりで暮らしていた伯母が亡くなり、
その家も空き家に。

先日訪れた時は家こそ残っていましたが、
井戸や池は草に覆われ、
かつての賑やかさは遠い記憶になっていました。

それでも、お盆になるとあの頃の情景や笑い声が心に蘇ります。
今は形が変わっても、
大切な人や思い出を偲び、
語り継ぐ時間をこれからも大事にしていきたいですね。

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