鉄道好きな長男とアラ還母|30年越しに見えてきた“似たもの親子”

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こんにちは。アラカンぼっちトラベラーのヴィオラです。

岡山に住む長男が久しぶりに帰省していて、
昨日岡山に戻りました。

4泊5日という年末年始よりも長めの滞在でしたが、
実家である我が家には“寝に帰るだけ”のような日々。
地元の友人と飲みに行ったり、テニスに出かけたりと、
思い思いに過ごしていました。

それでも、私はなぜか嬉しくて。
短い会話の中にも、どこか心が温かくなる瞬間がありました。

長男は昔から鉄道が好きで、プラレールに夢中だった幼少期は
「鉄オタ」と呼ばれるタイプ。
大学時代には、ひとり旅や友人との旅をたくさんしていたようです。
実はその頃のこと、仕事が忙しかったためか、
私はあまり知りませんでした。

正直に言えば、私は長男を“自分で育てた”という実感があまりないのです。

長男が生後3ヶ月の頃、私は育休を終えてすぐに正社員として仕事に復帰しました。
当時、夫の両親(特に義母)は
「稼げる人が稼ぐべき」という考えを持っていて、
夫もまた、親の意向に従うタイプ。
私自身はまだ20代で、今のように自分の意見を主張する強さもなく、
周囲に逆らうことができませんでした。

やがて長男が幼稚園に通い始めた頃、私は次男を妊娠。
切迫流産で手術を受けた後は、出産まで安静にする日々。
その間、長男の面倒はほとんど義両親が見てくれました。

自然と、長男は私より祖父母に懐くようになりました。

あれから30年。
長男は自らの希望で岡山への転勤を選び、
今は仕事中心の生活を送っています。
けれど、温泉好き・ドライブ好き・旅好きな性格は、
どこか私に似ているのかもしれません。

鉄道旅の最新情報を教えてくれるのも、今では長男。
話し出すといつも話題が尽きません。

毎年、私の誕生日や母の日には、
岡山から贈り物が届きます。
その一つ一つに、彼の優しさを感じます。

今も遠く離れて暮らし、
母らしいことはあまりしていないけれど、
健康に気をつけて、
仕事に、趣味に、人生を楽しんでいてほしい。

そう願いながら、私は東京で今日も元気に暮らしています。

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